
この疑問に答えます。
台湾に行くと、日本語が通じたり、看板や商品で日本語が使われていたり、日本語が台湾人の生活に浸透していてびっくりすると思います。
その背景にはいろいろな要素が絡み合っているので紹介していきます。
台湾で日本語が通じる理由
台湾で日本語が通じるといっても、全員ではありません。
また、日本語の理解度も人それぞれです。
それでもここまで日本語が台湾で広く浸透しているのは何故か解説します。
日本の植民地時代に日本語教育が行われたから

まず台湾の年配の方のほとんどは日本語を話すことができます。
なぜかというと、昔台湾では日本語教育が行われていたからです。
その背景を紹介すると、
1895年~1945年まで台湾は日本の植民地でした。
そのため、台湾では日本の同化政策が行われ、日本語が公用語とみなされ、学校で国語として教えられていました。
なので当時学生だった世代(2019年時点で約80歳以上の方)は日本語を話すことができるのです。
日本留学や日本語学習をしている人が多いから

年配の方だけでなく、若者で日本語を話せる人も多くいます。
というのも、台湾の若者の間では日本語学習はとても人気だから。
日本語を学習する理由としては、日本での就業や日本のアニメやドラマを見るためなどの理由が考えられます。
◆台湾人留学生数
9,524人(2018年5月1日時点)
※文部科学省発表の「『外国人留学生在籍状況調査』及び『日本の海外留学者数』等について」より
◆日本語学習人数
約175 万人〜240 万人
(18-64 歳男女のうち12.8%)
※やさしい日本語ツーリズム研究会の発表より(2018年5月1日)
台湾の人気YouTuberの菜喳も2019年春に日本語学習のため日本留学していますよ。(YouTuber菜喳についてはこちらの記事で紹介)
アニメを始め日本文化が人気だから

日本語を学習していなくても、日本語を少し理解できる台湾人もいます。
その背景にあるのは、日本文化です。
台湾では日本文化がとても人気。
特に日本アニメ。
ワンピース、名探偵コナン、クレヨンしんちゃんなどは台湾でも広く国民から愛されています。
他にも日本のドラマやバラエティ番組、グルメ、歌手なども人気です。
日本専用のチャンネル(チャンネル名:緯來日本台)もあり、日本の最新のドラマなどが放映されています。
このように台湾人は日本語に触れる機会が圧倒的に多いのです。
なので、日本語の文法は理解していなくても、日本語の単語は多く知っているという人がとても多いんですよ。
まとめ
いかがでしたか?
こうしてみると、台湾と日本は本当に縁がありますね。
昔の日本統治時代があって、今は日本の文化が浸透している。
このことを知ると、ちょっと台湾に行きたくなりませんか?
是非自分の目で台湾を見てきてはいかがでしょうか。