こんな疑問をよく耳にします。
台湾はちょっと言語事情が特殊なので、このような疑問を抱くのも理解できます。
そこで、台湾で普通話(中国語)が通じるのか?についてまとめました。
併せて台湾の言語事情も紹介しますね。
これから台湾に行く予定があるというかたは是非一読ください。
■目次
普通話(中国語)は台湾で通じる
結論から言うと、台湾で普通話(中国語)は通じます。
というのも、台湾の公用語は普通話(中国語)だから。
学校教育も普通話(中国語)で行われています。
ちなみに台湾には普通話(中国語)のほかに、従来の言語である台湾語というものもあります。友達同士や家庭内での会話でちょくちょく台湾語が使われています。
といっても、友達同士でも普通話(中国語)での会話のほうが割合としては多いです。
ただ、家庭内では、ある事情があるため、台湾語のほうが多く使われているというケースもあります。
その事情は下記にて説明しますね。
尚、台湾語についての詳細はこちらの記事で紹介しています。
例外:台湾の年配の方は普通話(中国語)を理解できない
台湾では普通話(中国語)は通じるといいましたが、例外があります。
それは、年配の方です。
というのも、1895年~1945年は台湾は日本の植民地で、学校教育では日本語が教えられていました。
なので、この時代に学校教育を受けた世代は、中国語ではなく、日本語を話すことができます。
漢字は繁体字が使われている
台湾では普通話(中国語)が公用語なのですが、使用される漢字は繁体字です。
中国大陸で使われている漢字、簡体字とは異なります。
ただ、実際にはところどころで簡体字も使われており、ほとんどの台湾人がある程度は簡体字も理解できます。
なので、筆談の際には簡体字でも多くのケースで通じますよ。
簡体字と繁体字についてはこちらの記事でまとめていますので、ご参考ください。
台湾の中国語(普通話)は中国と少し違う
台湾の公用語は普通話(中国語)と言いましたが、実際には普通話(中国語)とは少し異なります。
中国南方の福建省の方言に近い
台湾で話されている中国語は、福建省の福建語に近い発音です。
詳細は割愛しますが、例えば、「美味しい」という表現は、
中国大陸:「ハオチー」
台湾:「ハオツー」
このように発音が若干異なります。
日本語の影響を受けている(外来語)
先述した通り、台湾は日本の植民地だった時代があるため、日本語の言語の影響を少なからず受けています。
例えば、「おじさん」「おばさん」「うんちゃん(運転手)」などの言葉が外来語としてそのまま使われています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
旅行や出張で台湾に行く際には普通話(中国語)が理解できれば問題ありません。
簡体字も結構通じますので、そこまで言語の心配はしなくても大丈夫ですよ。