
この記事ではこの疑問に答えます。
単語を覚えるのって、難しいですよね。
みなさんも、こんな経験はありませんか?
- 覚えた単語をすぐに忘れてしまう・・・
- せっかく覚えたのに、結局あまり使うことのない単語だった・・・
私も以前このような悩みを抱えていました。
でも、単語の覚え方を変えてからはこの悩みからは解放され、効率よく学習ができるようになりました。
この方法をみなさんにも知っていただき、ラクに楽しく中国語を学習してほしいと思います。
ということで、単語の覚え方を紹介していきますね。
※中国語の効率的な学習方法はこちらの記事でまとめていますので併せてご参考ください。
効率的な単語の覚え方:中国語の単語帳は自分で作ろう

結論から言います。
中国語の単語帳を自分で作りましょう!
そして、市販の単語帳は不要です!
※基礎中の基礎の単語については市販の単語帳を使って覚えるのもアリです
これが最も効率的に単語学習をする方法です。
自分で単語帳を作るというのは、
中国語をアウトプット(=実際に使う)していく中でわからなかった単語を自分でまとめて、自分専用の単語帳を作るということです。
中国語をアウトプットする例としては、下記等があります。
- 中国語で会話
- 中国語で動画視聴(YouTubeや映画など)
- 中国語で情報発信する
- 中国語の情報を読む
ではなぜ自分で単語帳を作るべきなのか、理由と、具体的な方法を解説していきます。
中国語の単語帳を自分で作る理由

なぜ市販の単語帳を活用するのではなく、自分で単語帳を作るべきなのか?
それは、市販の単語帳で学習すると下記の2つのデメリットがあるからです。
①市販の単語帳は覚える必要のない単語が多い
一般的な単語帳にはおよそ500~1,500ほどの単語が載っています。
しかし、あなたにとって本当に覚える必要のある単語はその中のほんの一部だけです。
多くの人は、単語帳を買って、覚える必要もない単語を覚えるのに無駄に時間と労力を費やしているわけです。
ここで重要なことは、
あなたが何のために中国語を学習するのか?
です。
- HSKの資格を取得するため
- ビジネスで使うため
- 中華圏に旅行に行くため
- 中華圏の友達が欲しいから
- 中華圏の人と交際/結婚したから
このように中国語を学習する目的は人によってさまざまだと思います。
ビジネスで中国語を使いたい人と、中華圏の彼女と話すために中国語を使いたい人が、覚えるべき中国語は同じだと思いますか?
彼らが同じ単語帳を使って中国語を学習するべきだと思いますか?
答えはもちろん「ノー」です。
人(目的)によって覚えるべき単語はまちまちなのです。
なので、広く一般大衆向けに作られた中国語の単語帳で学習することが効率的ではないということは理解いただけるかと思います。
じゃあどうするべきか。
それは、自分が将来使うであろう(自分が覚えておくべき)単語に絞って覚えていけばよいのです。
そのためには、自分専用の単語帳が必要となります。
その単語帳の作り方については後程紹介しますのでもう少しお待ちくださいね。
②市販の単語帳は脈絡がないので覚えづらい
さて、自分で単語帳を作るべき2つ目の理由は、
市販の単語帳だと何の脈絡もなく単発的に単語を覚えるので、覚えづらい
という点です。
もっとわかりやすく説明するために、逆に自分で単語帳を作って学習した場合の例を考えます。
もしあなたが、YouTubeで中国語を学習していたとします。
そして、動画の中でわからない同じ単語が何度も出てくるので、あなたはそれを自分の単語帳にメモします。
さて、全部で10個の単語を自分の単語帳に追加したとして、その10個を覚えることを想像してみてください。
- 単語帳に無作為に並べられた10個の単語を覚える
- 自分が見たYouTubeの動画で出てきた10個の単語を覚える
どちらのほうが覚えやすいと思いますか?
もちろん後者ですね。
何故かというと、単語と動画のストーリーを関連付けられるからです。
なので、
- どんな単語を学習したか?
- その単語の意味は?
- その単語の使い方は?
これらを動画のストーリーという脈絡の中でしっかりと覚えることができるのです。
脈絡の中で単語を覚えられるというのは言い換えると、どのような状況でその単語を使うべきかも併せて覚えることができるということです。
ということで、自分で単語帳を作るほうが効率的に単語を覚えられるとお判りいただけたかと思います。
それでは次は具体的にどうやって自分の単語帳を作っていくのかを紹介していきます。
中国語の単語帳を自分で作る方法

さて自分の単語帳を作る方法について解説していきます。
まず重要なことは、あなたが中国語を学習する目的に沿ったアウトプットをして、その中で出てきた単語を単語帳に追加していくということです。
目的に沿ったアウトプットとは、例えば下記のイメージです。
- HSKの資格を取得するため(→HSKの問題集を解く)
- ビジネスで使うため(→ビジネスシーン別の会話をYouTubeで見る)
- 中華圏に旅行に行くため(→中国語の旅系のYouTube動画を見る)
- 中華圏の友達が欲しいから(→中華圏の友達と実際に話してみる)
- 中華圏の人と交際/結婚したから(→台湾人カップルYouTuberの動画を見る)
※HSKの問題集を解くというのは、「中国語の学習をしている」という点ではインプットだと思われるかもしれませんが、今回の例では「学習した中国語を使って」実際に問題を解いてみるという点でアウトプットだという解釈です。
①自分の単語帳に追加する基準
さて次に重要なのは、どんな単語を単語帳に追加するかですね。
知らない単語をすべて単語帳に追加していては、キリがないし非効率的です。
そこで私がお勧めする基準は、
- 2回以上登場した単語
- 字幕で出てきた単語(動画の場合)
です。
何度も繰り返し登場する単語が重要だというのは言うまでもありません。
また、YouTubeなどの動画で学習している場合は、字幕が出てきた言葉というのは重要な言葉となります。
その中にはあなたが覚えるべき単語が含まれている可能性が非常に高いです。
②自分の単語帳に記載するべき内容
どんな単語を単語帳に追加するか分かったところで、何を単語帳に記載するかについてです。
- 単語
- 意味
これらを書くのはもちろんですが、
効率的に単語を覚える上では、
- どのようなシチュエーションでその単語がでてきたか
これを必ず単語帳に記載してください。
文章をそのまま例文として単語帳に記載するのでもOK 。
文章は書かず、ただその単語が登場したシチュエーションをメモする程度でもOKです。
単語が使われたシチュエーションとセットで単語を覚えることで、単語の定着率が高まるのと、単語の使い方を覚えられるというメリットがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は効率的に単語を覚える方法を紹介しましたが、単語以外の中国語学習全般も効率よく学習したいですよね。
それについてはこちらの記事でまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。