【2019年6月9日香港デモ】香港への旅行や出張は安全?危険エリアや注意点を解説




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【2019年6月9日香港デモ】香港への旅行や出張は安全?危険エリアや注意点を解説

2019年6月9日より香港では100万人規模のデモが発生する事態となっています。

香港出張に行く予定だけど、大丈夫かな?
香港に旅行に行く予定だけど、安全?

こんな疑問に答えます。

当記事の内容
・今香港で起こっていることの解説と、香港に渡航する際の注意点。

香港旅行は安全?渡航の際の注意点は?

まず初めに、今回の香港でのデモを受けて、外務省は香港へ渡航する日本人に対して注意が必要と警鐘を鳴らしています。

下記に外務省が公表している文章を一部引用します。

3 つきましては、香港への渡航・滞在を予定している方及び既に滞在中の方は、上記情勢に留意の上、報道等から現地の最新情報を入手するとともに、不測の事態に巻き込まれないよう、デモ行進や集会の会場等には近づかないよう注意し、デモ隊や群衆に遭遇した場合には、直ちにその場から離れ、安全な場所へ退避するよう努めてください。

(外務省海外安全ホームページより引用)

上記の通り、旅行や出張で香港に行く場合には、デモが行われている周辺には近づかないようにしましょう

ただ、現在のところデモが行われているのは、香港島の「立法会」敷地内とその周辺のエリアで、その他のエリアへの大きな影響はありません。(立法会の場所は下記の地図より確認ください)


旅行で香港に行く場合には、香港島は避けて尖沙咀エリアを中心に観光してはいかがでしょうか。

次に、今香港で起きていることを整理しておきます。

香港で今起きていること(2019年6月)

逃亡犯条例の改正案をめぐって、100万人規模のデモが発生

2019年6月14日現在、逃亡犯条例の改正案をめぐって、100万人規模のデモが起こっています。

逃亡犯条例とは?

逃亡犯条例とは、香港以外の国や地域で罪を犯した容疑者を当該国や地域の要請に応じて引き渡せるよう定めた条例です。

ちょっと難しいですね。

簡単に言い換えると、容疑者を香港と外国の間で引き渡しできるよう定めた条例です。

例えば、香港人が香港で罪を犯したのち、国外へ逃亡したとしましょう。

もしもその逃亡先の国と香港で逃亡犯条例の引き渡し協定を締結していれば、香港は逃亡先の国に対して、容疑者の引き渡しを要請できます。

一方で、もし引き渡し協定を締結していなければ、香港側は逃亡先の国に対して容疑者の引き渡しを要請できず、つまりは容疑者の国外逃亡を黙認するしかなくなるというわけです。

逃亡犯条例をなんで改正するの?

今回逃亡犯条例を改正する目的は、国外から香港への犯罪亡命者を減らして香港の治安を改善するためです。

というのも、香港は従来、先に述べた逃亡犯条例を20カ国(米国や韓国など)と協定を結んでいて、中国、台湾やマカオは含まれていませんでした。そのため、香港は中国などからの犯罪者の「隠れ家」的な存在のようになっていたという背景があります。

逃亡犯条例の改正はなんで問題なの?

通常は他国と逃亡犯条例の引き渡し協定が締結されることは問題にはなりませんが、今回は相手国に中国が含まれるとあって特殊な事情があります。

結論から言うと、逃亡犯条例の改正によって香港人の自由が制限され、事実上、一国二制度が崩壊するといわれています。

どういうことかというと、

・香港で逮捕された容疑者が中国に移送されて中国で理不尽な処罰を受ける可能性がある

・中国側が反政府の危険分子に対して罪をでっちあげて「抹殺」することができる

このようなことが心配されています。

つまり、香港で中国の政策を批判しるなど自由な活動ができなくなり、実質的には香港が中国の完全なる支配下に置かれる可能性があることを意味しています。

そのことを問題視した香港の若者たちが今回の100万人規模のデモを起こしているというわけです。

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