みなさんこんにちはTakuyaです。
ところで皆さん、
「本を読んでもすぐに内容を忘れる」
という経験はありませんか?
私も以前まではこんな悩みを抱えていました。
- 家にたくさん本はあるのにどの内容も覚えていない
- 友達に好きな本を薦めようと思ったのに内容が出てこない
- 本をたくさん読んでいるのに実生活や仕事に活かせていない
そして、ある日僕は、
本棚に所狭しと格納された数百の本を前にして絶望しました。
これまで読書した時間は何だったのか?と。
そこで読書方法を研究しまくり、最強の読書術を身に着けた僕がこれらの悩みを解消する読書法を紹介したいと思います。
この記事を読めばこれまでのような無駄な読書を経験することがなくなります。
読書前、読書中、読書後の3つのステップに分けて、どうやって読書をしていったらよいのか、まとめました。
大体10分くらいで読めると思いますので、是非ご参考に!
■目次
読書方法 ~読書前~
読書前の段階で最重要なのは、本を読む目的を明確にすること!
さらに、自分のお金で本を買えれば、より読書に身が入ります。
本を読む目的を決める
本を読んでも身にならない原因の一つは、「なんとなく」よんでしまっているから。
だから、本を読む前には本を読む目的(読んだ後どうなりたいか)を確認しよう!
といっても、本来、
〇:目的がある→本を読む
のであって、
✖:本を読む→目的を決める
ではないですよね。
自分が達成したい目的があるからその手段として読書するわけです。
だから、目的は絶対にあるはず。
例えば僕は、以前飲食店のコンサルをした際、徹底的にマーケティング関連の本を読み漁りました。その目的は、飲食店の売り上げを挙げるため。これを常に念頭に本を読んでいたので、本の内容をすごく吸収できました。
もし飲食店のコンサルをする予定がなくても、例えば、
将来〇〇をしたい。そのためには〇〇のスキルが必要だから、本を読んで〇〇をマスターする!などでもOKです。
自分のお金で本を買う
上記のように目的が明確にあれば本を読む上での心構えは問題ないですが、
それでもいまいち読書に身が入らないというケースもあるはず。
そういう場合は、本を自分のお金で買うようにしましょう。
例えば図書館や友達から借りた場合、
無料だから、あまり学べなくても損はしないしいいや。
のような気持ちが心の片隅に芽生えるんですよ。(特に僕の場合は!)
でも自分のお金で買った本だと、何としても元を取ってやる!という覚悟が生まれますよね。
こういう心理効果を利用するためにも、本は自分のお金で買いましょう!
読書方法 ~読書中~
さて次は実践編、どうやって本を読み進めていけばよいかを詳しく解説していきます。
著者情報を確認する



結論から言うと、一番最初に目を通してほしいのは、
著者紹介ページです。
えぇ?
意外でしたか?
著者情報を最初に知っておくべき理由、それは、知っている人からの情報のほうが、感情が乗って感じられるからです。
その結果、記憶の定着率も格段とUpします。
例えば、
「この間、マーケティングの本を読んだよ。とても面白かったから、おすすめ!」by母
「この間、マーケティングの本を読んだよ。とても面白かったから、おすすめ!」匿名
このケースだと、お母さんからのメッセージの場合、
「えっ!?お母さん何か事業でも始めるのかな!それにしてもなんで今マーケティングの学習なんか。。。もしかして・・・・」
このようにいろいろな感情が浮かびますよね。
でも匿名のメッセージの場合、そこに感情は発生しません。
脳は感情が絡むと記憶に残りやすいのです。
なので、まずは著者をよく知ってから読むということを心がけましょう!
目次を見て内容を予測



さて、著者のことをある程度理解したら、次は目次です。
でも、ここで注意が必要。
目次をさっと読むだけでは、充分ではないのです。
「目次を見て本の内容を予測する」
必要があります。
なぜかというと、そのほうが読書の記憶が残りやすいからです。
特に期待(予測)を裏切られた時の記憶は非常に強く残ります。
例えば、ドラマの最終話ラストシーンを見るにあたって、そのシーンを予測した場合としない場合を考えてみてください。
それぞれの場合において、実際にラストシーンを見た時、どう感じるでしょうか?
予測無し:「こういうオチか!すごく良かった、感動した!」
予測あり:「まじか!こう来たか!●●だと思ったのにな。でもこのオチはすごく良かった、感動した!」
「まじか!こう来たか!」のような感情はなかなか消えるものではないのです。
このように期待を裏切られるためにも、初めに目次を見て本の内容を予測してみてくださいね。
目次を見て既知の関連知識を書き出す
さて、目次を見て本の内容を予測したら、いよいよ読書開始!
といいたいとことですが、読み始める前に最後にやっておいたほうが良いことを紹介します!
それは、本に書かれている内容と関連する(すでに知っている)知識を整理することです。
この関連知識を整理する理由は、
人は新しいことを学習する際に、すでに知っていることと紐づけながら整理して覚えていくからです。
自分の知識を整理した後で読み始めると、読書内容を効率的に自分の知識に追加していくことができます。特に基礎は思い出して整理しておいてくださいね。
例えば、僕は昨年マーケティングのとある本を読みました。その本には、マーケティングの基礎は「STP分析→4P」というように書かれていました。
この時点での僕の頭の中はこのような感じです。

次に、別の本を読み、その本には「戦況分析→目標設定→WHO→WHAT→HOW」が大事だと書かれていました。
この2つの内容は文字だけを見ると結び付きませんが、実は本質は全く同じことです。
従って、僕は1冊目で学習したマーケティングの基礎に2冊目の内容を紐づけました。その結果、僕の頭の中はこのように整理されました。

このように、学習したものを単体で脳みそに放り込むのではなく、それぞれの知識を関連付けて、体系的に学習できると、学習効率も飛躍的に向上します。
定着率もしかりですね。
読書方法 ~読書後~
最後に読書後に何をすべきか紹介します。実は今回のテーマで一番大事なことは読書後の反復練習です。
あの有名な年収3億以上稼ぐ起業家のわっきーさんも、学習においての復習の重要性は口を酸っぱくしておっしゃっていますね。
反復復習
本の内容を自分のものにするうえで一番大切なのは、反復学習です。といっても、何回も本を読むのではなくて、何回も“思い出す”のです。



何回も本を読むだけではほとんど効果はありません。
復習の際には、まず答え合わせをする(本を読む)のではなく、目次などを見て、要点を“思い出す”作業をすることが大事です。
そして、思い出せなかったときに、本を読み返すのです。
では思い出す作業をするにあたって、おすすめの方法を紹介します。
①章ごとに要約を作成
本の章を読むごとに、簡単に要点をまとめましょう。
のちに思い出す作業をする際には、この自分で書いたまとめの内容を思い出すようにすれば効果的です。
②小テスト作る
こちらも章ごとに、自分で小テストを作りましょう。例えば、上記の要約と組み合わせて、要約の一部を空欄にした小テストを作ってみると効率的ですね。
③線を引く、本を折る
本文の重要な点はどんどん線を引きましょう。また、より重要な箇所は、また、ページを折るのも効果的。こうすることで、後々振り返る(思い出す)際に重要ポイントに戻ってきやすくなります。
①~③を踏まえて僕がやっている思い出し反復練習の方法を紹介すると、
- 本を見ないで内容を思い出す
- (上で思い出せない箇所あれば)目次を見て内容を思い出す
- (上で思い出せない箇所あれば)各章のまとめ小テストを使って思い出す
- (上で思い出せない箇所あれば)本を再度読む。(線を引いた箇所を中心に。)
このような流れになります。
もちろん、本の内容を友達に話す、ブログに書くというのも、思い出す作業の一環なので、積極的にトライしましょう。
まとめ
最後に、この記事で一番重要なのは、思い出す作業を繰り返すことです。
でも、思い出す作業というのは、とてもつらい作業でもあるのです。
なぜかというと、
- 新しいことを学んでいないので、前進する感覚がない
- もしも思い出せなかったら過去の自分よりも後退していると感じ、ショックを受ける
このような理由から、僕も思い出す作業から何度も逃げてきました。
でも、人間は誰もが忘れる生き物だということを素直に受け入れてからは、思い出す作業に積極的に向き合うようになりました。
あの3億円以上を稼ぐ起業家のわっきーさんでも何度も忘れては何度も思い出す反復をしてきたとおっしゃっているのだから。
皆さんはまず何をやるべきか決まりましたね。
まずはこの記事の内容を反復して思い出すことからです。