
今回の記事ではこの疑問に答えます。
中国語の発音が難しいと感じている人は多いと思います。
私も中国語を学習し始めた時には、発音が一番難しいと感じていました。
でも、発音の学習を少し変えただけで、苦労することなく発音をマスターすることができました。
その方法などをこの記事で紹介したいと思います。
この記事を読んでいただくと、下記のことがわかります。
- 中国語の発音をマスターするのは簡単だということ
- 中国語の発音をマスターするための方法
- 中国語の発音を学習する際にやってはいけないこと
■目次
中国語の発音はとても簡単

え?
と思われた方もいるかもしれませんが、
中国語の発音はかなり簡単
です。
だって、テクニックは必要ないから。
巻き舌のあるスペイン語や、フランス語などはテクニックが必要で、かなりの練習が必要になります。
でも中国語には、そんなに難しい発音はないのです。
多くの人が難しいと勘違いするのは、日本語(やそれまで学習したことのある英語)にない発音がいくつかあるから。
それを難しいととらえてしまう人もいます。
でも、日本語と全てが同じ発音の言語など存在しない(もはやそれは日本語!)のだから、それは当たり前ですよね。
ということで、中国語の発音は、難しいことはありません。
中国語の発音に苦手意識があったり、挫折しそうな人は、これから紹介する方法で発音を学習すれば簡単に発音習得できます。
中国語の発音を簡単に習得する方法
中国語の発音を簡単に習得する方法を3つ紹介します。
徹底的に真似る

「徹底的に真似る」がポイントです。
「真似る」という実践が中国語の発音習得の一番の近道なのです。
教科書を何度も繰り返し読んでも全く進歩はないということを理解しておきましょう。
※もちろん発音の基礎を抑えるために教科書は活用するのは問題ありません。
じゃあ、誰をどうやって真似するのか、
について説明します。
◆誰を真似する?
今の時代、YouTubeで簡単に言語の学習もできます。
好きなYouTuberを見つけるのが一番手っ取り早い方法ですね。
また、YouTube以外でも、中華圏の知り合いがいれば直接交流してたくさん真似しましょう。
もし、中華圏の知り合いがいない場合は「中国人や台湾人と出会う方法5選~中華圏の人との交流を通して中国語を学習しよう~」を参考にしてみてください。
◆どうやって真似する?
とにかくお手本の人と同じ音がでるように真似しましょう。
舌の動きがどうだこうだとか教材などに書いてあると思いますが、そんな仕組みよりも結果としてどんな音が出るかのほうがよっぽど大事です。
お手本の人のまねをしていれば、自然と下の動きもお手本通りになっていますよ。
繰り返す

中国語の発音は慣れです。
慣れれば誰でも簡単に発音をマスターすることができます。
決して難しい学問などではありません。
先ほど紹介した「徹底的に真似る」を何度も繰り返せば、自然と正しい発音は身につくものです。
時に諦める

挫折するくらいなら諦めたほうがマシです。
もちろん、中国語の発音全般をではなくて、発音の中のあなたが難しいと感じた個所についてです。
例えば、中国語のピンインに「n型」と「ng型」というものがあり、わずかに発音が異なります。
ここが非常に難しいポイントで、ここで挫折する人も少なくないはずです。
でも、この2つの発音は厳密に発音しなくても問題なく通じます。
というより、中国でも地域や人によって発音は結構違ったりします。
なので細かすぎることはあまり気にしなくても大丈夫。
細かい点で、難しいと感じた場合には挫折する前にスパッと諦めて次に進むのも一つの方法です。
中国語の発音学習でやってはいけないこと

次に、中国語の発音を学習する上で、挫折したくないなら絶対にやってはいけない2つのことを紹介します。
カタカナで覚える
これは多くの人がやってしまうのですが、発音を日本語のカタカナで読んでしまうというものです。
例えば、中国語で「美味しい」は中国語で
- 好吃(hǎo chī)
ですが、これをカタカナ表記であえて書くと、
「ハオチー」
となります。
ただ、このように発音しては通じません。※もちろん通じるケースもあります。
先ほどの「時に諦める」の章では、「挫折するくらいなら細かいことはあまり気にしなくてOK」と紹介しました。
ただ、中国語の発音をカタカナ表記で読むというのは、「細かいこと」には該当しません。
本来の発音と大きく外れることになるので、カタカナ読みするのは絶対にNGです。
カタカナ表記で覚えたところで、2度手間(通じないとわかって改めて正しい発音を学びなおす羽目)になります。
特に現在はYouTubeなど、ネイティブの中国語に触れる機会が以前よりも圧倒的に多くなっていますので、このような機会を活用してネイティブの正しい発音を真似するというのを実践してみてください。
教科書を何度も見る
前の章で「徹底的に真似る」ことをお勧めしました。
その反対がずっと教科書を見て発音を覚えようとする、です。
これも絶対にNGです。
必ず挫折します。
発音を覚える作業は、ただでさえ地味なのに、教材とにらめっこして覚えようとするのは結構な辛い作業となります。
あくまで「真似る」という実践が中国語の発音習得の一番の近道なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
中国語の発音は学習方法さえ間違えなければ挫折することもありませんし、至って簡単なのです。
自分から難しい方法をあえて選ばなければ誰でも中国語の発音をマスターすることはできます。
ぜひ、当記事に記載のガイドラインに則って発音練習をしてみてください。
また、これから発音を学習する方は、学習用の記事もありますので参考ください。
「中国語のピンイン学習はこれだけ!~最も効率的な覚え方やピンイン一覧を紹介~」