「台湾は親日国家だ」
なんてことをよく耳にしますね。
実際多くの台湾人が日本のことが好きですし、毎年のように来日する台湾人も少なくありません。
ではなぜ台湾人は日本が好きなのでしょうか?
この理由については意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
もちろんその理由は一つだけではありませんが、この記事では主な理由を紹介していきます。
この記事を読んだらきっと日本のことをもっと誇らしくなるだろうし、台湾への興味もより湧いてくると思います。
記事自体は3分程度で読めるので是非最後まで読んでくださいね!
台湾を大きく発展させた日本統治時代

台湾が親日である理由を一言で表すなら、
「日本が台湾を統治し、台湾発展に大きく貢献したから」です。
そう、台湾は1895年~1945年まで「日本」だったのです。
日本は1895年の日清戦争で今の中国との戦争に勝利し、戦利品として台湾を譲渡されます。そこから太平洋戦争で敗北し、中華民国に台湾を返還するまでの50年間、日本は台湾を統治していました。当時の台湾は「日本」であり、そこに住む台湾人は「日本人」だったのです。
そして日本は台湾の産業基盤の発展に大きく貢献しました。
義務教育制度の普及

義務教育制度を施行。就学率はアジアで日本に次いで2番目に高い71%にまで達しました。時には貧しい人たちにお金を与えるなどのサポートもし、台湾の文化水準の向上に寄与しました。
インフラの整備

上下水道をはじめとしたインフラの整備をすすめます。特に八田與一が建設した烏山頭ダムは、台湾西部の平野を潤し、豊かな穀倉地帯へと変貌させ、台湾人の生活水準を向上させました。八田與一についてはこちらの記事で詳しく紹介。
衛生面の改善

医学者の堀内次雄は、疫病が蔓延していた台湾の衛生面を改善して伝染病の撲滅などに貢献しました。
一方で統治の初期には反発する現地人との間で争いが起き、推定3万人以上の原住民の犠牲者もでたといわれています。そのため日本にたいして悪い感情を抱く人もいないわけではありません。
しかし、日本の統治は、他の国の統治と比較しても圧倒的に良かったのです。
とくに、日本の後に台湾を統治した中華民国の時代には、台湾は治安が悪化し、犯罪も多発しました。当時の台湾人たちは「犬(日本)が去って豚(中華民国)が来た」と揶揄するほどでした。また、日本以前に台湾を統治したオランダや清(中国)の時代にはほとんど現地に発展をもたらすものではありませんでした。
そのため、
多くの台湾人にとって、日本統治時代は「良き時代」として記憶に残ることになったのです。
台湾の今

このような経緯で、台湾には日本の文化が数多く残されています。
日本風の建築物が今もなお残り、日本語が一部で使われていたり、日本製の製品が多く使われていたり。そんな、日本文化が浸透した環境で育った若者たちの中には、日本の文化(アニメや音楽など)に夢中な人も数多くいます。
そのように考えると、台湾人は日本人とともに発展し、同じ日本文化を共有しながら育った「仲間」のように思え、私も「親台湾」の気持ちを一層強めるのでした。
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