
この記事ではこの疑問に答えます。
- 中国語をこれから学び始める初心者の方
- すでに中国語を学習しているが学習方法に自信のない方
この記事は、このような方に役に立つ内容となっています。
中国語は間違った学習方法で勉強していては、まったく話せるようにはなりません。
この記事に書いてある学習方法を実践するのとしないのとでは、学習効率に10倍以上の差がでます。
それは、小中高で英語を一生懸命に学習したのに全く英語を話せない人(もしかしたらあなた自身かもしれません)を見ていれば実感していただけると思います。
この記事を読むには、6,7分かかります。
ただ、その6,7分で今後の学習効率を飛躍的に向上させることができるので時間を惜しまずにじっくりと読んでいただければ幸いです。
■目次
中国語を効率よく学習する方法
先に結論を言います。
「とにかく中国語を使うこと」
言い換えると、アウトプット。
これが一番重要です。
でも、初心者の方がいきなり中国語を使うのは無理なので、その前に簡単に基礎を学習する必要があります。
ということで、基礎を抑える~アウトプットに至るプロセスを順を追って解説していきますね。
基礎の学習
教材を読む

まずは教材を使って基礎を学びます。
この基礎の学習は、本番(「とにかく中国語を使う」)の前の準備体操です。
時間をかけずにサクッとでOKです。
- 1冊だけでOK
- 薄い教材でOK
- 教材全部読む必要無し ※基礎の基礎の部分だけでOK
この3点だけは守ってください。
そして、具体的に教材を使って学んでいただきたいことは、
- 文法の超基礎 ※英語でいう「be動詞」と「一般動詞」くらいでOK
- 超基礎的な単語 ※100語以内でOK
こちらの2点を意識して学習してください。
これだけで大丈夫です。
繰り返しになりますが、難しい目の教材を読む必要もなければ、2冊目の教材に手を出す必要もありません。
どの教材を選べばよいかわからないという方は、こちらの記事でおすすめの教材を紹介していますのでご参考ください。(工事中)
※参考までに、YouTubeやWebサイトでも中国語文法を学ぶことはできますが、体系的に短時間で基礎を抑えるのであれば、教材を買って読むのが一番効率が良いです。
アウトプットする

さて、このアウトプットが中国語の学習の一番大事な根幹となります(他の言語学習についても同様です)。
アウトプットの方法については追って紹介するので、まずはアウトプットすることの重要性についてお伝えします。
先にも書きましたが、
みなさんの周りには「英語を頑張って学習しているのに、まったく話せない人」がいませんか?
彼らが語学学習において重要なことをすべて教えてくれます。
最重要な教訓としては、
「どんなに頑張って勉強しても、アウトプットしなければ使えるようにはならない」
という点です。
このことを表す面白い例がありますので紹介します。※英語の事例です。
私が高校生だったころ、同じクラスにKさんという女性がいました。
彼女は、英語圏の文化などが好きで、日頃から英語で映画を見たり、外国人と積極的に英語でコミュニケーションをとっていました。
一方で、同じく私のクラスには英語の勉強熱心な生徒がたくさんいました。
単語帳で覚えた単語数を競ったり、テストの点数を競ったりと、とにかく「頑張って」勉強している仲間が多かったです。
さて、英語のテストの成績はというと、Kさんと他の「頑張って」勉強した生徒の点数にそこまで大きな差はありませんでした。点数でいうと、ともに90点くらいです。
一方で、Kさんが英語を「使える」状態であるのに対して、他の「頑張って」勉強した生徒たちは、英語をほとんど使えません。
海外の映画は日本語字幕なしでは見ることができないし、外国人にいきなり話しかけられたら何も返せないのです。
このことからもわかるように、重要なことはインプット(学ぶこと)ではなく、アウトプット(使うこと)なのです。
アウトプットをしていく中でわからない点があれば、都度インプットするという感覚で学習してください。
例えば、中国人と会話(アウトプット)する中で、聞き取れない箇所やどのように表現してよいのかわからない箇所があった際に、それを調べるのです(会話が終わった後でもOK)。
さてここまではアウトプットすることの重要性についてお話してきました。
ここからは、実際にどのようにして中国語を使うのか、5つの方法を紹介します。
重要度としては、下記の①と②は非常に重要(①か②のどちらかは必ずやってください)、③~⑤は重要(①と②よりは優先度が落ちます)となります。
①中華圏の人と交流する

実際に中華圏の人と交流して中国語で会話しましょう。 ※中国人もしくは台湾人。香港人は広東語なのでNG
すでに中国人もしくは台湾人の知り合いがいれば良いのですが、いない場合には自分で探す必要があります。
中華料理屋に行く、日中/日台交流会に参加するなど、中華圏の人とであう方法はいくらでもありますよ。私は毎日のように近所の中華料理屋に言ってお店のスタッフの方や常連客の中国人・台湾人の方と中国語で会話をしていました。
詳しい方法についてはこちらの記事でまとめていますので参考くださいね。(工事中)
②中国語会話教室に参加する

いっそのことお金を払って、中国語会話教室に参加する方法もあります。
中国語会話教室のメリット(①の中華圏の人と交流すると比較して)は主に2つあります。
- 中華圏の人を探す手間が省ける
- より体系的に学べる ※質問にも的確に返答してくれる
一方で下記のデメリットもあるので、①と②どちらを選択するかはご自身の状況に応じて決めるのが良いでしょう。
- 費用が掛かる
- 継続が難しい ※あくまで授業のため楽しさは▲なので
お金に余裕がある社会人などは中国語会話スクールを。
お金に余裕がない学生などは中華系の人との交流を。
がちょうどよいですね。
③SNSで情報発信する(中国語)

中国のSNSを使って情報発信することも中国語の良い実践となります。
みなさんにおすすめしたいSNSはWeibo(中国版Twitter)です。
Twitterのような感覚で、日々あったことや面白そうな情報を中国語で呟いてみるのも結構楽しいですよ。
※中国でよく使われているSNSといえば、他にもWeChat(中国版LINE)やTiktokなどがあります。WeChatで中国人の友達と中国語で連絡してみたり、Tiktokで中国語で動画を配信してみるのもよいアウトプットになります。
SNSを使うメリットは、
- 気軽に使える ※①や②の方法よりも簡単
- 読み/書きのスキルが身につく
- 流行語やネット用語などを覚えられる
- 中華圏の情報収集もできる
- 中華系の人とのコネクションができる
でしょうか。
私も普段からWeChatとWeiboなどを使っています。
何せ隙間時間にちょこちょこっとできることなので、まずは各アプリをダウンロードしてみてくださいね。
④YouTubeを視聴する(中国語)

YouTubeで中国語を学習するのも非常に効率的な方法です。
ただ、重要なポイントが1つだけあって、それは、「中国語の字幕を付けて動画視聴すること」です。
これにより、リスニング能力が飛躍的に向上します。
始めは知っている単語でも中々聞き取れないものです。
でも、字幕とセットで見ることで「この単語は実際の会話ではこんな感じで発音されるんだ」ということを頭で自然と覚えていきます。
そして、この積み重ねの結果、字幕なしでも聞き取ることができるようになります。
中国語初級者の方は、はじめは日本語の字幕で動画視聴してストーリーを理解してから、中国語字幕に切り替えて視聴してくださいね。
最後にYouTubeを通じた中国語の学習のメリットについて。
リスニングしか鍛えられないというデメリットもありますが、下記のように十分にメリットもあります。
- 娯楽感覚で楽しんで学習できる ※継続しやすい
- いつでもどこでも気軽に学習できる
- 語学以外の知識も身につく ※視聴する動画次第
私も今でも毎日YouTubeで中国語の学習をしています。(今では学習というよりは情報収集や娯楽の側面が強くなってきていますが。。。)
こちらの記事では、中国語学習におすすめのYouTuber10人を紹介していますので、自分の好きなYouTuberをぜひ探してみてください。
⑤ドラマ、映画を視聴する(中国語)

ドラマや映画の視聴も語学学習においては鉄板の方法ですね。
基本的にはYouTubeでの学習と同じイメージです。
ただ、まずはYouTubeでの学習のほうをおすすめします。
その理由は、
↓ドラマ、映画による学習のデメリット↓
- 尺が長いので気軽に見られない
- ストーリーを理解するのが難しい ※YouTubeと比較して
- 操作性が悪い(巻き戻し/早送りなど)※DVDの場合。YouTubeやそのほかアプリからの視聴の場合は問題ありません。
決定的なデメリットは無いので、ドラマや映画のほうが学習しやすいという方は、それでも問題ないと思います。
私がおすすめするドラマや映画は下記の記事でまとめていますのでこちらも併せてご参考ください。(工事中)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
語学学習はやり方によって成果の出方が全く異なるというのはみなさんも何となくわかっていると思います(英語の学校教育を受けたけども全く話せない人が多いなど)。
だから、まずは効率的な学習法を知った上で学習に取り掛かってくださいね。
その際にこの記事を役に立てていただければ、と思います。
中国語の学習にあたって不明点等あれば随時質問を受け付けておりますのでコメント欄からご質問ください。